会社に来た電話
お昼休みに電話が鳴り、出たところから始まった。
「はい、会社名◯◯でございます。」
「本社◯◯だけど」
この時点でまず誰かわかんなかった。
本社にこんな人居たかな?
会社変わったしわかんないからな〜。
「はい、お疲れ様です。」
「施設長いる?」
「今日は不在になっております。」
ここまで、多分普通の会話だと思う。
突然、「君ずいぶん偉そうだね。」
「え?」
ここまでの会話にそのようなことは一切ない。
聞かれたことを答えただけだし、内部の人間なら
「また明日にするよ」等で終わるはず。
「お急ぎの内容でしたでしょうか?
連絡があった旨を伝えてすぐに折り返しますが」
「それはいいんだよ!明日で!
それより君だよ!なんなのその態度
どうせ俺の名前も聞いてなかっただろ?」
「はい、◯◯様ですね。」
「聞いてたんだ、そうだよ◯◯本部長だよ」
※本部長って言ったかわかんないけど
上の人間で使えない奴は解雇する立場にいると言ってた。
まず、意味がわからなかった。
態度悪いも、偉そうも一切ない。
いまの会話にそのような態度とる方が難しいよ…
「不快にさせてしまったようで…
大変申し訳ございませんでした。
以後気をつけます。」
とりあえず、何かが気に入らないようなので
謝罪をすることにした。
「もう、いいんだよ!君何年目?」
「以前の会社は◯年で、新しくなってから1カ月です。」
「前の会社ってこんな失礼なんだね」
「はあ、大変申し訳ございませんでした。」
「わかったから、だから覚悟しとけよ?」
「え、覚悟とはなんでしょうか?」
「だーかーら、君にそれなりの処分がくだるから。
覚悟しとけよ、解雇だから」
「解雇ですか?」
半分信じられない内容と威圧感で
何度も同じ内容を繰り返され判断が鈍り出す。
本社と名乗られた以上、名は知らないけど
本物なのか?よっぽどやばい会社なのか?等
頭の中では色々考えたけど策は浮かばず。
半分パニック、半分冷静といった感じ。
「まぁ、覚悟しておくんだな」
「解雇は、困ります。」
もう正常な判断ができていない状態。
「じゃぁどうする?助けて欲しいのか?」
「はい。」
「助けてくださいって言えよ」
「助けてください」
「ほぉ、助けて欲しいんだ。君名前は?」
「◯◯です。」
「ふーん、君結婚してるんでしょ?困らないでしょ」
もはや全然関係ない私的な内容になる。
ここも混乱と恐怖に支配され判断が鈍ってる。
「してますけど、解雇は困ります。」
いま思うと、どんなパワハラだよ。と
突っ込みたくなる内容なんだよね。
「じゃあ、助けてやるよ。わかってるだろ?」
「え?」
「助けて欲しくないのか!?」
「助けてください…」
「なら言いたいことわかるよな?」
「???え?」
意味わかんなかった。
「具体的にお願いします。」
「ホテル用意するから」
(心の中)は?バカなの?意味わかんない
「助けて欲しいんだろ?これでわかるだろ」
もう釣られることにした。
「わかりました。」
「いいんだな?拒否もできるんだぞ?」
「いや、拒否したら助けてくれませんよね」
「そうだな。」
「それは困ります。」
「ふーん、じゃあいいんだな」
ここからは書けないピーって内容を連発!!
あー、気持ち悪い!!
けど、判断が鈍ってるから素直に答えてるし
今こそ、あり得ない内容だったな〜って
冷静に判断できるけど、実際はキモい・怖いで
プルプル震えてましたよ。
内容も過激だし。解雇するからな!とか
最後はおかしな方向に進んで行ったけどね。
正直、嫌がらせ電話なのか本物なのか
判断できなかった部分が恐怖を大きくした。
電話切ってから会社の人間に確認取ったら
確かに◯◯さんはいるけど電話はしていない。
※その◯◯さんはわたしも面識あるけど声が違う。
結局嫌がらせ電話だという事になった。
社内に注意喚起のメールが流されたからね。
実際もう電話怖くて嫌だ…ってくらい
気持ち悪い体験をしたなと思う。
速攻で友達に電話してパニック状態だったもん。
キモい!やばい!ってね。
会社の電話に上司を名乗った不審な電話をするような
嫌がらせは絶対やめましょう。
本当、笑えないからね。